物の命に気づかされた不用品回収

とても迷いながら利用した不用品回収があります。1メートル近い大型のぬいぐるみを捨てた時です。兵庫でも不用品回収をするにはこんなにもそれは独身時代に購入したホワイトタイガーのぬいぐるみで、背中にもたれて寝そべったり、キレイな青い瞳を眺めたりして愛用していました。ところが結婚して娘が生まれると、そのぬいぐるみを処分しなければならなくなってしまいました。親戚から「トラの目が赤ちゃんに恐怖心を与える」と頻繁に言われるようになったのです。当時住んでいた市町村では、このぬいぐるみは可燃ごみに相当し、45リットル以内の袋に入れてごみ集積所に出すことになっています。大型のぬいぐるみでも分断していくつかの袋に入れれば、簡単に捨てることができました。しかし、愛着があるぬいぐるみを切ることは、自分にはとてもできませんでした。車がないためクリーンセンターへの持ち込みもできず、ごみの分け方のマニュアルを見ながら悩み、とうとう、有料の大型ごみとして出すことに決めました。出し方は、電話で回収の申し込みをした後、通知された額面のごみ処理券を購入し、その券を不用品に貼って指定の場所に時間までに置く、という手順でした。電話をかけると担当者の方に、「ごみ処理券を買うと1,000円はかかるので、ぬいぐるみだったら切って分けて可燃ごみに出せませんか?」と予想した通り言われてしまいました。それでも気分的にぬいぐるみを切ることができない旨を説明しました。担当者の方が引き受けてくださり、さらに「ご近所さんがトラのぬいぐるみに驚かれるといけないので、紙に包んで捨てていいですか?」と質問すると、それも了承してくださったので良かったです。最後に寅年生まれの娘とホワイトタイガーのぬいぐるみを一緒に写真に収め、指示通りに不用品回収の状態に整え玄関先に置きました。回収は1時間もしないうちに済んでおり、あっけなかったです。娘とぬいぐるみを一緒に撮った写真はとても良い出来栄えで、少し大きくなった娘が遊んでいる姿が想像され、捨ててしまったことを後悔しました。不用品回収に出す前に物の命を考えなければならないと気付かされた出来事でした。